遅くなりましたが、6月議会の一般質問を整理しました。
⑴ 『 「スポーツのまちづくり推進本部」について 』
①スポーツを活用したまちづくり、その戦略とそれを支える体制は。
②スポーツの都にふさわしい、具体的な取組みは。
「スポーツのまちづくり推進本部」が立ち上がりました。大いに期待をしています。本市のスポーツを取り巻く環境には多くの課題があることは3月議会の一般質問でも指摘をさせて頂きましたが、中でも大きな課題の一つに、施設の整備、充実があります。
それぞれの競技団体がばらばらに要望活動をしていても、なかなか実現しません。スポーツのまちづくりとしての「将来の姿」を示す事が大切だと思います。
その戦略を立てるのがこの「スポーツのまちづくり推進本部」だと考えます。
それには、それぞれの課題を認識し合い、それを整理して、各競技団体が合意の上で優先順位を付ける、と言った作業が必要ではないでしょうか。
また、社会スポーツ、子どもスポーツ、競技力の向上など、スポーツを推進していくために市の体育協会は欠かせません。体育協会のもっと積極的な活動が必要だと思います。。
この質問に対しては、スポーツはまちづくりにおいて「元気のちから」を育てる みなもとだ。スポーツには観光、交流、まちづくり等、さまざまな分野がある。「スポーツのまちづくり推進本部」は事務局の所管としては教育委員会だが、大村副市長を本部長とした組織で、各課が横断して取り組み、市の体育協会も共に、それぞれの課題を克服していきたい。
具体的な取組みとしては、スポーツ情報誌『京たんごスポーツ』を発刊する。内容としては、市内すべてのスポーツを取り上げる、また、本市出身者や市職員の中にも、スポーツにおいて話題となる方は多くおられると思うので、こういった人たちの紹介をしていけば、楽しい情報誌になると考える、と答弁されました。
⑵ 『 道路行政とまちづくりについて 』
①要望は多い、財源は無い、現存の市道は維持・管理も不十分、どうする。
②本当に必要な、身近な公共工事を積極的に。
行政には福祉、医療、教育、産業振興等々、たくさんの行政課題があることは承知していますが、
「行政の首長は道路行政と共に」 と言うのは、私の持論です。
道路を造ることが一番、と言っているのではなくて、道路行政を進める過程において、市の財政との関わり、国や府 との関わり、市民との関わり、職員との関わり、みんなここに凝縮していると考えています。
私は 「市民生活を活かす 環境の整備」 と言う事を常に念頭に入れています。
市内を見て歩けば、至る所に課題があります。
昨年の9月議会の一般質問で実現を求めた、 「地域協働型小規模公共事業」 の制度が、今年の4月から取り入れられ、スタートしました。
ただ、この制度は評価するものの、新たな予算が追加された訳ではないので、私の思いである、
「市民局長に僅かでも予算と権限を」 が本当に実施できるのか、まずは、見守りたいと思います。
急がれる市道の維持、修繕工事を積極的に進めることが、地区のみなさんの喜びにつながると考えています。そのために維持修繕工事に使える 「地域の元気交付金」 があると思うのですが、この制度を活用して、市としてはもっともっと幅広く、積極的に 維持修繕工事を、進めるべきだと思います。
マイン近くのコツカセ1号線について、3月議会の一般質問で 「この道路を利用する多くの市民の皆さんが不便を感じているので、道路を拡幅すべきだ、と提案したが計画はあるのか」 とあらためて質問しましました。
計画は進めている、との答弁でしたので、期待したいと思います。
さとうバザール横の国道との交差点、市道中川新治五反田線は、新山小学校の児童や、峰山中学校の生徒通学路となっていますが、地元からは児童、生徒の安全面に不安の声が上がっています。
「水路に蓋ををかけ、歩道にすべきだ」との提案をいたしました。
その後、会派の清風クラブとして、地元区の役員さんや、市の建設部長にも立ち会って頂き、現場の視察をしました。
現場の危険性は認識して頂いたので、歩道の実現に向けて、さらに取組みます。
弥栄のにしがき前の市道溝谷中央線、毎日多くの市民が買い物をされているのですが、横断歩道が無いので危険です。
どうしてもお年寄りや子供たちも横断することもありますし、横断歩道を設置すべきではないでしょうか。
この質問に対しては、京都府公安委員会が現地を調査して、対応を検討される、との答弁でしたので、横断歩道ができることを、期待したいと思います。
満寿園前の市道沖田(養老院)線は、介護施設がある場所の道路としては非常に狭いです。また、国道との交差点は道路幅が狭いのと、見通しが悪くて、出入りが危険です。
この質問に対しては、学校再配置後の通学路としても予定されているので、交差点の安全対策もあわせて関係区と協議を進める、との答弁でした。
市内にはこの様な個所がまだまだありますが、市内全体を見据えた都市街路計画と、身近な維持修繕工事。道路行政としての「戦略」を立てて、優先順位をつけて一つずつ、着実に進めて行くことが大切だと考えています。
この質問に対しては、市内における道路整備のニーズも高まっていることはよく認識している。
二人の副市長は共に、道路行政において多くの経験を積んでおられる。新たな発想の中で、戦略を立て、進めていきたい、と答弁されました。
⑶ 『 市民生活を活かす環境の整備について 』
①峰山庁舎のトイレについて。
②使われていない学校や施設等の電力需給契約の状況は。
③スクールバスのカラーデザインを考えよう。
峰山庁舎のトイレは和式ですが、一般的には公共施設でも洗浄機能の付いた洋式便器を設置しているところは多いと思います。
障がい者用トイレは洋式である事は承知していますが、利用される一般市民の方も、不便を感じてはおられないでしょうか。又、当然ですが多くの職員も使用します。各階、一部づつでも洋式便器に改修すべきではないでしょうか。
この質問に対しては、要望を踏まえ、次年度の予算において、検討していく、との答弁でした。
市が管理する、今使われていない学校や施設で、電力需給契約がそのままのものがあると思いますが、不要な契約は解消すべきではありませんか。具体的な例として、丹後町の旧竹野小学校や、大宮町谷内のサイレン塔などがあります。
この質問に対しては、旧竹野小学校は、社会施設としての使用があるので、電灯契約は残し、電力契約については契約を解消した。
大宮町谷内のサイレン塔については、今年の2月に関西電力との電力需給契約を解消した。なお、調査したところ市内に14か所、これに該当する施設があるが、地域に確認のうえ、廃止する、との答弁でした。
今年度からスクールバスの台数が増えました。利用する児童、生徒にとっては大切な「ともだち」であり、毎日の「学校生活そのもの」でもあります。 スクールバスには、なによりも「安全」が求められますが、そのために
①色を 黄色など、遠くからでもよく目立つカラーやデザインにする。
②子どもたちが乗降する 駐停車時は、事故防止のため 後続の車は、追い越し禁止にすべきでは。
その措置としてバス後部に「 電光掲示の表示板」を設置するべきだと考えています。
アメリカでは、スクールバスは全部、黄色です。また、スクールバスが停車して、ストップの合図を出している間は、後続車は追い越し禁止、対向車も停止しなければならない、と定められているようです。
この質問に対しては、幼児用車両はすべて黄色としている。小、中学校用は、大型スクールバスマークを前後、左右に張り付けて、識別化を図っているところだ。
乗降中表示については、小型車両以外にはほぼ付けているが、一部ついていない車両についても、今後装
着する方向で検討していく、との答弁でした。
以上が、6月議会での、私の一般質問の内容です。
また、9月議会も始まりますが、市営駐車場のあり方や、国営農地の遊休化の現状と対策、そして、市民生活を活かす環境の整備などについて、一般質問をさせて頂きたいと考えております。
詳細はまた、お知らせしますので、よろしくお願いいたします。
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