京丹後市 6 月議会の最終日に、一般会計 補正予算( 第2号 )議案の 質疑、採決が行われました。


今回の 第2号補正予算額は、7億3,500万円で、その内訳は、「 がんばる地域交付金 」 に充当する事業に 1億 500万円、 「 再編交付金事業」 に充当する事業に  6億3,000万円 となっており、 さらに 再編交付金事業においては、その内、4億5,900万円を基金(貯金)に積み、1億7,000万円に対する事業案が 出されたものです。

まず、「がんばる地域交付金」の 事業においては、第1次配分として 2億2,300万円 が交付されており、その内の 1億 500万円 を今回の補正予算に充てている訳ですが、この、「2億2,300万円」 の交付額は、京都府内においては、京都市に次ぐ 配分額であり、これは、平成25年度において、国の補助事業を 「積極的」 に活用した結果であり、本市が積極的に 国の補助対象事業に取り組んだことにより、京都市に次ぐ 2億2,300万円もの がんばる地域交付金 が配分されたものであると 理解をしております。 

マイクロバスの更新、 峰山庁舎で管理する 電気自動車等整備事業、 無電柱化に伴う石畳風舗装事業、 小学校のプールなどの改修事業 等々、 学校整備の関係の事業にも充てられており、評価したいと 考えております。


次に、「再編交付金事業」です。この事業の 1億7,000万円は、本市における 米軍経ヶ岬通信所 が再編された事による 交付金ですが、今回の補正予算には、これを活用した 18 の事業が出されています。 これらを見ますと、内、半分の 9つの事業が 宇川地域に、4つの事業が 丹後町域に、そして、残りの 5つの事業が、市内全域に対する事業です。 何かと負担をお掛けする、宇川地域のみなさんへの事業に対しては、理解をさせて頂くものでありますし、 また、LED防犯灯交換事業 においては、 補助率10分の10 と、一定の配慮もされており、評価できるものです。


2号補正



しかし、先日の 16日の本会議において、 再編交付金の事務事業としての 基地対策一般経費などが 盛り込まれた、補正 第1号 議案に 賛成をした 日本共産党の 議員は、この 補正予算第2号に、そもそも 再編交付金事業における 基金条例の制定に 反対している。    しかし、この第2号補正予算においては、 「がんばる地域交付金」の事業もある訳で、この事業において、 あれほど要望していた、学校の教室に空調設備、クーラーを取り付ける などの 学校整備に関する事業や、    「再編交付金事業」においては 長年、地域が要望してきた、 地域に密着した 「 市民生活を活かす、身近な環境の整備 」 につながる、18 の事業に「 反対した 」 ことにおいては、とうてい理解することができません。
この議案は、日本共産党の議員 4名の 反対はありましたが、その他の議員の賛成で 可決は されました。 


今回の補正2号議案に反対した方々、自己矛盾を感じていませんか。


これで、多くの市民のみなさんからの 理解が得られるでしょうか。


これからも、このような、「再編交付金に係わる事業」 はずっと出て参ります。
そのたびに 悩まれることに なりはしませんか。   
やはりここは、身近な環境の整備 のための 補正予算の議案には 「賛成」 をして、その中で、主義主張を述べられるべきではないでしょうか。


今回の 補正予算第2号 は、今申し上げたように、地域に密着した「 市民生活を活かす、身近な環境の整備 」を進める 本当に 大切な予算です。 このような事業においては、当然、 全会一致で 「賛成」 をして、事業を推し進めるべきであると 言うことを 私は強く 訴えます。