①お金がない、で済ませてよいのか
地区からの要望は依然として多くて、要望内容を見てもそれぞれに、もっともな理由があります。また、いつまで待てば叶えられるのか、は地区の方々の強い思いであり、それが示されないことが不満となっています。
「地域協働型小規模公共事業」の制度が設けられて、要望事業への対応はしていますが、中規模・大規模要望は遅々として実施されていません。財源がないのも事実ですが「お金がな
い」で済ませていいのでしょうか。
②仕組みづくりが必要だ
私は、「優先順位をつける制度」を作る必要があると考えます。地区要望だけでなく、道路、河川、急傾斜地など防災や、地域住民の生活に密着した、安心、安全を守るためのインフラの整備は、必ずやらなければなりませんし、それぞれに急がれます。
だからこそ、優先順位が必要であり、そういった制度を設けるべきだと思います。
優先順位をつける基準として、例えば、
①市の総合計画との整合性、
②効果が及ぶ範囲、
③地域の安心・安全度、
④子供の通学時の安心・安全度、
⑤地域の協力度、
⑥緊急度、
⑦災害防止度、
などなど、10項目程度を設けて、それぞれに点数評価して、総合点数により優先順位を付けて、それにより基本的な計画を立てていく。こういった制度を設けることによって、予算化につなげていく。
なにかやらなければ、何年経っても同じです。私は、今こそこうした制度を是非、つくるべきだと提案しました。
これに対して、市民総参加のまちづくりを進める上で、客観的な評価をする一定の仕組みを構築したい。まず予算枠を設けてから進める等の「京丹後型の制度」を考えたい、との答弁でした。
「客観的な評価をする一定の仕組み」。是非、進めていただきたいものです!
また、現在実施されている小規模な事業は上限額30万円ですが、まずここを50万円規模に増額できないか、と3月議会につづき再度訴えました。
これに対し、各区のヒアリングの中で、緊急性の高いものなどをふまえ50万円へ検討したい、との答弁がありました。
次年度からの実施を期待したいと思います。
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