本年、合併から満10年を迎えました。大きな節目です。
9月議会は平成25年度の決算認定でしたので、市の財政状況として一般会計の市債(借金)を見てみたいと思います。
10年前の合併時には467億円でしたが、25年度末では、407億円で、約60億円減少しました。
また、基金(貯金)を見てみますと、10年前の28億円から、現在は82億円と、54億円増えました。
一方で、特別会計と企業会計を合わせた市債総額は、10年前の800億円から、25年度末では807億円と、7億円増えています。中でも205億円の公共下水道事業特別会計分が大きいですが、私たちの生活においては大切な整備事業です。
特別会計は一般会計とは異なり、中、長期的に収支が保てるよう独立採算を原則として設計されているため、一時的な残高だけで評価することはできません。
ですから私は、総合的にみると財政状況は大きく改善されていると捉えています。
次は幼稚園、小学校、中学校に目を向けてみたいと思います。
「学校支援ボランティア」の取り組みです。地域につくられた学校の応援団として、地域で子どもの学びを支援していこうと、無償でのボランティアを募って、例えばミシン、習字、そろばん、着付けなど、実技系の学習やクラブ活動の支援、また、環境整備など、多方面に活動されている取組みが京丹後市では積極的に進められています。
登録者数は400人以上にのぼり、コーディネーターによる的確な配置をされる京丹後型のシステムは、それぞれの現場において評価されています。また、25年度には「文部科学大臣表彰」を受賞されています。
市制となって10年、早いものです。京丹後市の将来を担うのは、若者や子どもたちです。
できる人が、できることを… 未来に向けてのすばらしい取組みだと思います
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