経ヶ岬通信所に勤務する米国人の生活を支援する環境をつくろう
「フレンドシップクラブ」を立ち上げよう
米軍の経ヶ岬通信所(Xバンドレーダー基地)が本市に設置され、米軍の軍人、また、軍属として民間会社のエンジニア(メンテナンス会社)の方、それからセキュリティー(警備会社)の方が、市内に住まわれるようになりました。しかし、言葉の壁などもあり、着任された米国人の方々も、また、我々京丹後市民も、お互いのことをまだよく知らないために「見た目で怖いと感じる」「からだが大きいので 威圧される」「それでだんだん敬遠をしていく」。このようなことが、今現在おきています。そういったことがその外国人の方々にとっても、不安や、毎日の生活の不便さにつながっていくのではないかと思います。
舞鶴に、自衛隊のイージス艦が配備されていますが、そのイージス艦のメンテナンスなどを行う、エンジニアやセキュリティー会社のアメリカ人の方が、20人程おられるようですが、やはり、着任したころは食事とか、またストレスを解消するために、数人でタクシーで舞鶴から京都や大阪へ出向いた、と聞いております。京都や大阪にお金を使いに行かれたんですねえ。こういったことが、お互いの理解の不足からおきているのであれば、地域の経済効果においてもマイナスですよね。せっかくお金を使っていただくのなら、地元で使っていただきたい。
これは、今の京丹後の状況に同じようなところが感じられるのですが、アメリカ人の方と京丹後の市民、いろいろなお店の方々と、もっと積極的なコミュニケーションをはかっていかないと、お互いによくないですね。言葉の問題が大きいとは思いますが、「外国人がお店に入る。お店のかたはたじろいで奥に引っ込む。外国人は自分が怖がられている、来てほしくない客だと感じてしまう。」こうしたことが不安につながり、思わぬトラブルになってしまうことは、双方にとって利益になりません。米国人の方々も、なれない田舎町で困っておられることがあるのだろうと思います。
先日、市内のラーメン店に行ったとき、大勢のアメリカ人の方々がおられました。お店の方に「このお店にはアメリカ人のお客さんは、よくこられるのですか」と尋ねたら、ハイ、と言ってメニューを見せてくれたのですが、そのメニューは、英語表記でした。もう一つは、アメリカ人の方がよく自転車を買いにこられるという自転車店さんのお話しです。言葉は少々通じなくても、「ウエルカム」の気持ちがあれば何とでもなる、と言っておられました。そのお店のかたは、英語表記の「立て看板」を作ったらどうか、と提案されました。そのカンバンがあるお店は「外国人のみなさんを待っています、受け入れます。」との意思表示になると。
そこで、相互理解を深めるような取り組みとして、そういった外国人の方々の生活を支援する「フレンドシップクラブ」というような友好組織を立ち上げて、信頼関係を厚くしていってはどうか、と考えます。100人、160人と本市における人口が増えていくことによる経済効果もあるわけですので、市としても、一緒になって支える仕組みを推進してはどうか、と尋ねました。
「フレンドシップクラブ」構想については、非常に興味深い。この構想が実現し立ち上がれば、可能な支援はしていきたい、との答弁でした。
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